転職 仕事

看護師をなんどか転職したけど続かない、面接にうからない、どうして?

看護師転職がうまくいかないかた(とき)がいます。(あります)

  • 面接に受からない人
  • 転職しても続かない人

そんな方に読んでいただきたい内容でまとめました。

私は二年ほどですが採用面接に携わる経験をしました。

そこで感じたこと気づいたことをお話します。

面接に受からない人

雇用者側のニーズを考える

(失礼ながら)「その転職先は本当にご自分にあった選択(就職先)ですか?」

「闇雲に面接をうけて受かったから転職した」

そんなことはありませんか?(重ねて失礼しました)

募集内容に男女不問、年齢不問、未経験者OKと記載がありますが、

これは本当であり本音でなかったりします。

厚労省からの雇用条件の記載に性別の差別、能力の差別、出生、宗教などを理由に差別してはならないことになっています。

他にも沢山の規定項目があるため本音で記載することができないのです。

当然なのですが雇用者側には明確なニーズや採用条件があります。

特に性別不問になっていても既に規定があります。

看護師の場合は女性の割合が多く同じ資格職でも女性の方が選択がやや有利となっています。

男性の転職の場合は希望する現場で働く男性の割合をしることをお勧めします。

年齢不問についても職場で働く年齢層は業務内容に比例した平均年齢が必ずあります。

未経験OK、安心なプリセプター制度ありの記載も…

実は全くの未経験者のかたよりも経験があるかたのほうが即戦力となるのは有難いです。

能力やスキルに条件が全くないわけではないです。

プリセプター制度があると言っても20代30代のかたが50代を新人教育するなんてやりづらいと思いませんか?

職場には労力や診療内容に比例した平均年齢層が必ずあります。

 

協調性を重要視するところは職場環境に力を入れチームワークを大切にし働きやすい環境を追求しているところが多いです。

お人柄を重要視、気配りができる人、物腰が柔らかいかたなどの記載を最近ではよく目にします。

しかし一方で以前、職場内環境が悪かった(患者さんとトラブルがあった)

現在も良好とは言えないなどが考えられます。

また広告費にあまりお金を使わず長く勤めてくれるかたを採用したいと考える雇用者側の

ニーズも想定できます。

 

広告が頻繁に出ている病院や企業ほど人材不足が深刻で一見採用されやすく思えます。

しかし、決してそうではないです

高い広告費をかけ頻繁に募集をおこなっている病院や企業ほど求める人材の条件が

細かくあります。

 

履歴書や経歴書をしっかりと用意して質疑応答にも対応できるよう準備しても雇用者側から質問シートや簡単な能力テストの記入を求められることがあります。

 

それは雇用者側に履歴書や経歴書以外で確認したい内容があるということです。

雇用者側にはしっかりとニーズがあるということです。

現在の年齢や労力に比例した転職先を考えることも大切です。

それを無視して闇雲に面接を受けても採用に繋がらないと思います。

仮に採用されても転職後、思っていた環境や条件ではなかった時、不満に感じ続けられなくなりますね。

看護師募集の記載内容は必ずしも本音でないところが隠されています。

 

面接の身なり

面接をするとたまに私服で来られるかたがいます。

正直、印象があまりよくないです。

雇用者側に対し礼儀のなさを感じてしまうからです。

軽い気持ちで面接に来られたと思われてしまいます。

また仕事の姿勢も忠実に任務を遂行する人だと思われません。

 

お互いに双方、全く知らないので雇用者側は短時間の面接でその方が

どんなかたなのか真剣にみようとします。

面接の身なりはいろんなことに反映され判断される材料になります。

きちんと正装(リクルートスーツ)で行かれることをお勧めします。

ちなみに白のブラウスが透けてクッキリ下着が見えているかたもいます。

室内では透けてなくても外出先では案外透けて見えることがあります。

今一度、お気をつけください。

折角の正装がもったいない印象になってしまいます。

 

看護師は資格職ですが個人で仕事をするわけではないので、そのかたの個性を

必要としません。

個性ではなく協調性を重要視され判断されます。

 

失敗しない転職を考える

転職は双方のマッチングだと思います。

雇用者側では既に明確にニーズがあります。

ですからご自分の条件も明確にすることが大切です。

それにはご自身を理解したうえで条件を決めることが大切です。

まず優先して考えることは

  1. なぜ仕事が続かないのか?
  2. 何が嫌で前職を退職したのか?(したいのか?)
  3. そのなぜ、何がを明確にする必要があります。

そこを明確にして条件の組み立てをすることをお勧めします。

また自分を分析するのに自分の得意とする分野、興味がある内容はなにか?

これまでの経験や能力を活かせることがあると思います。

この仕事は自分の労力可能範囲なのか?無理がないのか?通勤時間、労働条件(休日、有給休暇、雇用保険、厚生年金)はどうか?

 

勿論ある程度の妥協も必要です。

しかしそれは「ここは嫌なんだけど、ここが良いから我慢できる」

などの譲れるといった程度の妥協がよいと思います。

 

せっかく採用が決まっても長続きしないひとがいます。

その中に仕事が覚えられない、定着に時間がかかるかたがいます。

自分で仕事が遅いと思っているかたもいます。

それだけに「まただ、またここでも覚えられない、だめだ〜」

そんな自分を責める気持ちが圧迫しお昼休憩では会話ができず孤立してしまいます。

中にはそんな方に話しかけたり優しく手を差し伸べてくれるかたもいます。

しかし殆どの方は休憩は自分の時間です。その方にとっては深刻ではないのでスルーですね。

そのうち周りに迷惑をかけるくらいなら辞めた方がいいと逃げだす方向にどんどん気持ちが傾いていきます。

経験が浅いかたもあるかたも初めての環境で挑戦することは同じです。

はじめは緊張しますし 疲れることばかりです。

苦しいでしょうが経験を養うチャンスなので頑張ってみてはどうですか?

 

採用後すぐに仕事を辞めてしまうかたは正直、困ります。

仕事とは言え教えた時間や教育など採用側の労力が全て無駄になるからです。

「周りに迷惑をかけるのでやめます」=この場を逃げ出したい言い訳に聞こえてしまいます。

迷惑をかけたくないなら、もう少し頑張ってみてはいかがですか?

毎日の積み重ねでできることが少しずつ増えていくはずです。

定着すれば仕事の流れがみえてきて楽しくなりますよ。

必要とされる自分を目標に頑張ってみませんか?

関連記事:看護師業務を行う上でのコツみたいなものお伝えします

私が気付いたこと

 

よく話題に上がる内容に履歴書はパソコン入力か、自筆とどちらの印象がよいか?です。

一概にはいえませんが、結論から言うとパソコンで作成が良いと思います。

最近では医療界もIT化がすすみ電子カルテの導入が浸透してきてます。

履歴書も郵送ではなくメールにて送信をお願いされることもあります。

患者さんのリスト管理をすべて電子カルテで行うところではアピールポイントになりやすいです。

また「簡単なOA操作ができるかた、パソコン入力あり」などの記載が増えています。

自筆作成が悪いとは思いませんが、どこか古い感じと共に操作が苦手なのかなと思われがちです。

 

履歴書を書くにあたり気をつけたいことは以下です。

  • 誤字や脱字がないこと
  • 長文を避け伝えたいことが簡潔な文章
  • 志望動機が明確に記述されている
  • 業務内容を理解していること
  • 採用することで雇用者側にメリットがある(経験やスキルなど)

 

数カ所で面接を受ける場合、同じ履歴書で志望すると内容がずれてきます。

志望動機、やり甲斐についてなどの記載はご自身の熱意、雇用者側のニーズを意識した内容でその都度、変更されることをお勧めします。

もし面接に落ちても、いさぎよく諦めることができるくらい熱意のこもった履歴書が作成できるとバッチリですね。

 

 

また面接で必ずしも経験が豊富なかたが有利ではありません。

自分を良く見せようと経験を細かく説明したり、全職場でこんな苦労をしたが耐えて頑張ったなどの主張は印象をよくしません。

年齢が高くいろんな経験をされたかたは経歴書やお話でだいたいわかりますので、あえて主張しすぎないほうがよいと思います。

新しい職場で一からスタートするといった謙虚な姿勢の方が良い印象を与えます。

年齢に伴う経験値をアピールポイントとして話しすぎると職場環境を圧迫するのではと思われてしまいます。

(私も気をつけたいと思ったことです。)

 

一方で若く経験が浅いかたはすぐに辞めてしまうのでは?続かないのでは?と言う不安があります。

特に広告に費用をかけたくない個人経営は結婚、出産、ご主人の転勤などライフスタイルに変化が多いかを知りたいのです。

このような内容にそって懸念がないことをアピールされると良いと思います。

またこの職場をなぜ希望するのか?この職場で自分はなにを学びたいのか?などを聞かれたらしっかりと答えられる用意が必要です。

長く勤めたいことを伝えると良いアピールになると思います。

面接は緊張すると思います。

しかし、しっかりと応答できないと先方に勤めたい熱意が伝わらず曖昧な印象で終わってしまいます。

 

また面接に伺い採用が直ぐに決まり「明日からでも働けますか?」と聞かれたらお気をつけください。

よっぽど気にいられる場合もあると思いますが、職場環境の人材不足の深刻さが否めません。

内心「ちょっとやばいかも…」と思われたら「数カ所で内定を頂いておりますので検討させてください」でよいと思います。

なかなか推しが強く厳しいときはこちらから質問していくことをお勧めします。

例えば労働や賃金について質問をしてください。(賃金の話は嫌がられることが多いです)

  • 月平均残業時間と時間外のつきかた(計算)
  • 退職金について
  • 厚生年金や保険の加入可能予定日

先方の表情が変わらないか、濁してないかをみてください。

パート、アルバイトでの勤務は週の労働時間がが20時間を超える場合、保険に加入することができます。

保険の一部を雇う側が負担するので、それを嫌がる先生方もいます。(町医者、個人経営に多いです)

 

 

 

個々に勤務したい職場があると思います。

それはそうです。わかります。

しかし現状の自分の年齢、労力、働く環境、通勤時間など譲れない条件を

明確にしないといつまでもご自身に合う職場環境とマッチングしません。

 

私はなんども転職をすることが悪いとは思いません。(転職経験多めです)

そこにもまた発見や経験が伴い自分に合う転職先をしっかり検討できるヒントになるからです。

しかしそう思うようになったのも年齢を重ねてのことです。(転職を繰り返してのことです)

思うように転職がきまらず繰り返すと疲労し自己否定もでてきますよね。

しかし必ずご自身にあった転職先があると思います。

まずご自身を理解することから始めて条件を絞りだし、希望先のニーズを検討してみては

如何でしょうか?