わたしは看護師の適性について悩んだことはないです。
でももちろん私は「看護師は自分にピッタリだ!」とも思ってません。笑
適性、ってなんなのでしょうかね。
適性なんて経験を積み上げて備わるもの
看護師の資格取得した時点では適性なんてわかりません。
でも資格を取得されたら、みなさんに適性があると思います。
看護師の適性なんていうものは
毎日の勤務に学び、経験を積み上げて備わってくるものだからです。
まだ看護師のキャリアが浅い、という方は
これからキャリアを重ねていくうちに備わってくるものなので安心してください。
では今、すでに勤続年数も長く経験があるのに適性に悩まれてるとしたら、どうでしょう?
私はそこに、なんらかの原因が隠れているのではないかと思います。
一緒にかんがえてみましょう。
体力に自信がない。キツくて続けられない。
いま体調が思わしくない、身体に心配がある、その場合はそちらが最優先です。
病院に受診して調べてもらってください。
今の職場に体力の限界を感じているのであれば
ご自分の適性に悩む前に職場環境を改めて考え直してみることをお勧めします。
定期的な受信や治療、内服が必要な健康状態なのであれば所属の異動願いも有効ですね。
仕事をする上で疲れやすく今後も体力に自信がないのであれば思いきって職場環境を変えてみるのもアリだと思います。
自分の体力に合わせて職場を選ぶことも看護師なら可能です。
勤務時間が短かったり、仕事内容が軽い現場もあります。
私は看護学生の時から胃潰瘍を繰り返し17歳で初めて胃カメラを飲みました。
日常では足の浮腫みに悩み、ひどい時は疼痛(じんじんするような神経性の痛み)に苦しみ内服もしていました。
工夫や毎日のケアでかなり改善されました。
- 足浴(ガチガチに冷えたらバケツにお湯を溜めすぐやります)
- おやすみナイトを履き就寝
- 弾力性ストッキングを仕事中使用(白鳩210デニール←慣れないと履き辛い)
- ストレッチ時々ジム
など。
もしこれから看護師になろうと考えていられる方で体力に自信がない、病気がちだという方は
働きながら学ぶ環境ではなく、学校のみで学ばれてとりあえず資格を取られたらいかがですか?
学生さんの場合は周りにいる信頼できるひと、教員、先輩、家族、に相談しましょう。
相談をして選択肢を広げてみといいと思います。編入や休学もありますから。
「こうしなければいけない、ああしなければいけない、ほかのひとはこうで、」
そんなのありませんから。
正解の道はありません、焦らないでください。
関連記事:看護師である私が気づかないうちにかかったうつ病、そして退職してからの話
仕事が遅い、覚えられない。
ご自分でそう自覚される状態って辛いですよね。悩みますよね。
先輩や同僚にそう言われたんですか?
日常の睡眠時間の確保はできてますか?
仕事に取り組む時、焦りすぎたり、極度の緊張を感じてないですか?
「失敗したらどうしよう?上手くやらなくちゃ、みんなが見てる」
仕事を行う前から自分自身を急かし追い込んでいませんか?
まず落ち着きましょう。
もう一度これから行う事を反芻して自分に確認しましょう。
「これから何をするのか?行うにあたり必要なこと、ものはなにか?」頭の中で組み立ててみましょう。
仕事を離れてから何度もイメトレをしたり、ノートに書いたりしてみましょう。
誰でも最初から上手くこなせる人はいないです。
繰り返しまた繰り返し、クセづけをすることで身体が憶えて反応しますよ。
要領やコツみたいなのもわかってきます。
それが人によって100回やるのか200回やるのかの違いだけで適性には関係ありません。
器用、不器用はあっても、全てにおいて完璧にこなす方はお会いしたことがないです。
課題に向き合い努力し続けることが大切です。
関連記事:クリニックは採血が苦手な看護師が多い?下手でも働けるの?
人間関係に疲れココロがおれる。
相手に気を使いすぎて自分から「話そう、話さなくちゃ」と頑張りすぎてませんか?
誰からも好かれたい、嫌われたくない自分を強くもってませんか?
頑張らなくて大丈夫ですよ。
看護師の仕事はチームワークが大切だとよくいわれます。
だからこそ、現場で気に入られようと頑張らなくていいんです。
現場はそれぞれが仮面をつけてしっかり任務を遂行すればいいだけです。
割り切りましょう。
仕事のことだけを最優先に考えて自分に与えられた任務に集中しましょう。
そのうち仕事をする中で気が合う人もチームワークもできてきますから。
気に入られようとする努力は必要ないです。
関連記事:看護師には偉そうな人もいるけど優しい先輩もいるし、そういう人に救われてきました
最初から適性を考えても仕方ないですよ。
わたしはこれまで
「看護師になって良かった!」と喜んで次の日は落ち込み、また課題ができては挑戦、一つクリアしてはまた次の課題に悩み…
こんなガタガタの繰り返しでした。
しかしものすごく悩んだことは確実に自分の経験値をあげてくれます。
看護師の資格を取得されたなら、とにかく経験をすることを大切にして
適性があるかどうか悩むのは後からでもいいんじゃないですか?
とはいえ人間関係においては経験を積めばどうにかなることではないですよね。
常に仕事に付きまとう問題ですから、辛いですよね。
人間関係に悩まない方なんていませんよ。
しかし人の痛みや気持ちに寄り添える優しい方ほど、人間関係で悩まれてる方が多いですよ。
わたしは「そんな方に看護師さんになっていただきたいな」と思いますし、
そういう方こそが看護師の適性がある方だと思うんです。
わたしは人間関係において悩んだ分、嫌な人のかわし方はうまくなりました。笑
きっと、「看護師に向いているか?」ではなく
看護師としてキャリアとともに適応していくんですよ。
関連記事:看護師2年目は体力もメンタルもきつ過ぎて一度は転職を考えてしまう