皆さんは退職した時、何らかの理由で仕事を失った時、次の仕事を決めるまで
生活のサポートをしてくれる失業手当(給付手当)をご存知ですか?
月々お金をいただき生活のために慌てて就職しなくてもいいようにじっくり
仕事を探してくださいねという有難い制度なんです。(離職内容により1〜3ヶ月後
に指定銀行に振り込まれる)
ハローワークから給付金(失業手当)がいただける対象のかたは次のとおりです。
- 直ぐに就職が可能なかた
- 積極的に働く意思や行動をもっているかた
- 一年間の雇用期間があること
通常看護師さんは仕事を辞めても直ぐ次の職場が見つかりやすいものです。
しかし私のように病気やメンタル疾患で働けなくなり退職した場合
すぐに働きたくても働きだせません。まずは治療が優先ですよね。
ハローワークでは次の就職先が決まるまで相談にのって頂いたり
色々なサポートをしてもらえる有難いところでした。
私たち看護師は常に頼られ提供する側じゃないですか?
私は初めてこのハローワークに出向き職員さんに頼り話を聞いてもらい
今後の相談にのっていただき、色々なサポートをうけハローワークのかた
に救われました。「良いかた達ばかりダナ〜有難いナ」そう思い
行ってよかったと思っています。
なによりも話を聞いていただくことで気持ちが楽になり
「早く就職をしてお返しがしたい」
そんな気持ちになり意欲がでてきてメンタルクリニック通院が2週間に一回から
3週間と段々遠のき、その他病気も内服治療や定期検査受診で経過観察となりました。
後にメンタルクリニックの先生が「あの時は(受診初期)週1ペースでも通ったほうが
いいくらいの状態だったよ」と話されていたのを覚えてます。
早く就職することが有利になっている
勿論なんですが、ハローワークでは直ぐに就職できるかたのほうが有利になっています。
いただく給付金も再就職が早い方の方が就職お祝い金と名前が変わり1ヶ月の給付金より
多くの金額を一括で受け取れます。
ハローワークは就職活動をしたいかたを応援するための色々なサポートをする
ところなので、仕事を積極的に探さない人には給付金はもらえないことになってます。
ですから毎月一回行くんですよ〜
認定日という日があって、その日にハローワークに。
もちろん都合が悪いかたの例外もありますが、原則は行かないと給付金は
入金されないことになってます。
そしてパソコンが数十台とあり就職先を検索し探して、見つかれば面接日を
取り決めていただいたりとしっかりとサポート兼見張られてます。
給付金に関する決まり事
またお金が頂けるなんて有難いと思う給付金ですが、多くはないです。(すいません!)
毎年8月に改正がありその額は年々減っているそうです。
ぶっちゃけご自分が頂いていた給料の約半分です!
給料の半額、正直これだけで生活はできないです。例えば50万の生活をしていたら
当然家賃は10万〜15万くらいですよね?約半分の25万の給付金を頂いても
家賃、健康保険、年金、公共料金、数ヶ月おきの都民税、とてもではないですが
生活費はないと思います。(失業すると引っ越しもできないんです〜)
私の場合、心身の障害、疾病、負傷に伴う離職のためハローワークにいき
手続きをすれば直ぐに給付金が受け取れたそうですが、心身の病みが凄く
ハローワークに行くという考えはなかったので病み治療に2ヶ月かかり
離職票が届くのも遅かったため結局3ヶ月後に給付を受け取れた次第です。
保険証は国民健康保険に変わり月に5万円の請求がきていました。
しかしこちらはのちに病気治療をしていたことが認められることで
減額してもらえます。(ハローワークから頂く雇用保険受給資格者証を
管轄の役所にもっていくだけです)
貯金が減るばかりなのでジムや習い事もやめ生活費にあてました。
給付金がもらえるまでの流れ
① 前職場から退職をすると離職票というものが送られてきます。
通常は離職してか2週間〜1ヶ月ほどで送られてきますが、届かない場合は
前職場に問い合わせましょう。
(※注)法律上は「離職票をお願いします」と依頼をしなければいけないそうです。
② 離職票が届いたら住んでいる管轄のハローワークにいきましょう。
(持っていくもの)
- 離職票
- マイナンバーカード、パスポート、運転免許証(身分証明担うもの)
- 認印
- 写真二枚(縦3.0cm×横2.5cm)
- 本人名義の預金通帳、キャッシュカード
以上です。
③ハローワークに申し込み用紙があり退職までの経緯と直ぐに就職可能な
状態にあるか?これまでの職歴を記入します。(割と時間かかります)
離職票が届くのが遅くなればなるほど給付手続きが遅れます。
自己退職の場合、給付金の振込は手続きをして3ヶ月後となるからです。ガーン!!
手続きが遅れれば、それまでの生活費を貯金でまかなうことになります。
①自己退職=手続き後7日間+3ヶ月後に振込まれる(長すぎですね〜)
②会社都合(倒産)=手続きをして7日経過後に振り込まれる
③妊娠や出産、体調不良、家庭の事情など=手続きをして7日経過後振り込まれる
(注)ハローワークで指定される(病気、働けない理由を証明できる)証明書類が
必要となります。
がしかし…補足として給付手続きをする前は単発やアルバイトができます。
就職以外なら自由に働けるそうです。
給付手続きをハローワークですると働く時間の制約とその内容を報告することを
義務ずけられます。
- 週20時間以上、週4日以上働いてはいけない
- 仕事の内容、就業場所、収入金額の報告義務
週20時間をこえる労働、週4日以上の労働は働いた事業先で就職したと
判断され雇い主側は保険加入の義務がでてくるそうです。
給付停止となります。
また給付手続きをしてから働いた場合その内容、事業所、賃金を全て隠さず
報告しないとこちらも罰金と給付停止となります。
バレないとハラハラドキドキするのも嫌ですし情報社会ですからね〜
違反はしないに越したことはありませんね。
また報告した金額は振り込まれる給付金額から差し引かれて(つら〜っ)
振込になります、しかし給付期間が終わってからその分はちゃんと振り
込まれるようですよ。
なので生活できないから足りない分をバイトして生活費にあてよ〜
と思っても差し引かれるので月々は潤うことはないんです。
決まった金額で生計を立てられない不足分は貯金を切り崩すので〜す!泣
なので1、2ヶ月アルバイトをしてから給付手続きする方もいるようです。
給付金額の決まり方
給付手当を受けられる期間(日数)ですが
- 働いていた年数
- 現在の年齢
- 退職理由
で異なります。
90日〜最大270日と開きがあります。
細かいのでざっくりな説明になりますが
- 自己都合退職で就労期間一年未満の方は年齢問わず90日です。
- 会社都合退職や妊娠、出産、心身の障害、その他理由による自己退職で90〜270日です。
※240〜270日の方は殆どが10〜20年以上勤めた45歳以上65歳未満の方が対象です。
給付金額が決まるのは
離職する直前6ヶ月間の支払われた金額÷180の80〜45%だそうです。
この80〜45%、つまり受け取る賃金日額についてはお聞きすれば個別で
お答えしてくれるそうです。
以下はH31年7月31日までのものです。
離職時の年齢 | (基本手当 日額の下限額)+基本手当 日額の上限額 |
---|---|
30歳以上65歳未満 | (基本手当1984円)+6750 |
30歳以上45歳未満 | (基本手当1984円)+7495 |
45歳以上60歳未満 | (基本手当1984円)+8250 |
60歳以上65歳未満 | (基本手当1984円)+7083 |
前述しましたが給付期間をたくさん残して早期に就職が決まれば再就職お祝い金と
名前が変わり残り日数分が加算され支給されます。
支給残日数×支給残日数が3分の1から3分の2×基本手当日数
となるので早く就職が決まれば総支給額より多くもらえる場合があります。
ハロプロで転機を掴めるチャンス
これは若い方を対象にした職業訓練事業です。(内容により高齢でも対象あり)
私がまたまたハローワークで感激したのはこのハロプロです。
無料で手に職をつけることができ再就職を応援してくれるんです。
これまた有難〜いものですよね。
このハロプロには沢山の資格が用意されており人と接するのが苦手な方にも
有利な資格があったりします。(学校には通うことになりますが)
今、若い方の引きこもりが多いですよね、引きこもりを否定するのではなく
仕事に就きたくても人間関係(コミュニケーション)がうまくいかず
つまずいてしまう方、中には劣等感を持って引きこもり孤立してしまうかたも
いらっしゃいますよね。
自分に合った仕事の相談から学校に通わせてもらい資格を取ることが
可能です。お金もかかりません。試験もありません。
必要なのは社会に貢献し自立し働きたいと言うあなたの熱意です!
その暑い思いを文にして提出し国が判断し、約1ヶ月後に結果が
わかります。
その他の詳細は管轄のハローワークで聞いてくださいね。
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仕事を失ってからの私も心細く情緒不安となりいい歳したおばちゃんが
ハローワークで大泣きしたんですから。
今はなんてことをしたんだろうと思えますが、社会と孤立するって
言いようのない辛さがあります。
このハロプロは「このままではいけない」と思うかたを応援し支援してくれます。
そう思う方にはチャンスだと思います。
ハローワークで一つ一つを丁寧に聞いて頂いたことが救いになり意欲がわき
元気になりました。
また、少ないと言っちゃいましたが給付金は助かりました。
まさか働けなくなる日が来るなんて全く想像もしてなかったので。
皆さんが仕事ができなくならないことが一番良いですが、もし私の様に
メンタル疾患や病気にもなってしまったら、周りにそんな方がいらしたら
どうぞ管轄のハローワークに行って相談してみてくださいね。
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