看護師業務をうまく行う上でコツがつかめてきます。
- 仕事の流れや段取りの組み立てができる→効率
- これからの展開を想定して場面対応を考える→仕事の先読み
- 今何をおこなう(把握する)べきか?わかる→瞬発力
それは毎日の勤務の積み重ねから要領が良くなるということでもあります。
手技的なことは特に自分で感じやすいですね。
しかし私が30年以上看護師を続けながら人間関係にもこのコツがあるように
思えてきました。
また自分の「この性格には得したナ」と思う一部分があります。
それは人見知りがなくヘラヘラ笑っているところです。
常に口角を少しあげて仕事しましょう
私は幼少期から性格が明かるくヘラヘラしている子供でした。
しかし看護師として働く中で患者さんからはこのヘラヘラしてることが
親しみやすい様でした。
看護師の仕事は必ず相手がいることなのでお互いに悪いイメージを
持たないほうが仕事がスムーズにいきやすく時に助けられることもあります。
このいろんな方といろんな場面での関わり方、距離感はとても重要だと気付きました。
相手に悪い印象を持たれないためにやってみて頂きたいことがあります。
それは「口角を少しだけあげて仕事をするということです。
周りから見ていて「とても印象がいいんですよ〜」
「すごく疲れていてもそう見えないんですよ〜」
ちょっと話しかけられる機会が多くなるかもしれませんけど。
相手が持つ印象はとても大事なんです。しかし気を使ってばかりも疲れます。
ちょっと口角を上げて仕事をする癖づけをすると感情の起伏が表情に出ないんですよ。
感じの良い印象を持たれる方が仕事をする上で有効に働いてくれると
気付きました。
これは簡単に直ぐにできるコツ(技)ですよ。
効率が上がる仕事の流れや段取りを考えて動く
これからお話しすることはそれぞれの職場で違います。
割と忙しい職場勤務が多かったのでそれに伴う経験の内容になります。
看護師の仕事は次から次と沢山です。
要領よくやらないとすぐに残業になってしまいます。
しかし看護業務の中にも時間をかけるべき業務があります。
それは患者さんを目の前にする仕事です。
処置、検査、採血、点滴や入院時たくさんありますね。
特に点滴や採血は時間をかけて行うべき業務の一つだと思います。
その為に自分の中で仕事の段取りを決めるといいですね。
ここに少し時間をかけたい(かかるであろう)仕事には余裕を持たせるために
仕事の動きを動線上に組み合わせたり必要な物品を先に用意してしまうなど。
よく看護師さんでも「この時間までにこれを仕上げたい」と決めて
動く方が多いと思いますが、もちろんお気持ちはよくわかります。
しかし持ち場でバラバラと激しく動き回るよりは同じ動線上に動く人がいたら
割り振った方が早いケースもありますね。
口角を少し上げてお願いしちゃってください!
仕事の先読みをしすぎない、イメージを持つこと
先読みして行動しすぎると逆に時間のロスに繋がることがあります。
無駄な動きにもなります。
何も起こらなかった時に片付けも大変になります。
状態の変化(急変)を想定したら必要物品の確認と対処するイメージを
持っておきましょう。
ここで確認作業に人の手を借りると何を考えての確認なのかがその場に伝わり
連携がとれたりもしますよ。
看護師になりたての頃は人から頼まれる人になることを(頼りにされる)
目標にしていましたが、経験が増えると人を頼りにすること(頼ること)も
大切なんだと気付きました。
今なにをするべきか?が読める
瞬発力は集中して考える力です。
それには早く仕事全体の流れを把握してその中のパーツとして自分をはめ込む、
もしくは司令塔になるといったイメージを持つことです。
また集中力を発揮させるために
- 睡眠など体調管理
- 必需品、物品忘れをしない(時計ステイト三色ボールペンペンライetc)
- 履きやすい靴
普段から睡眠や体調管理を意識していると習慣化し
ガチガチに意識することなく疲れませんね。
また看護師の仕事の妨げに物品忘れが必ずあります。
動きたい時に動けなくなります。忘れ物がないようにに必需品をセレクトして
常に持ち歩きましょう。私はハサミやテープ手袋は二双持ち歩きます。
付け加えて動きやすい自分に合った靴を履きましょう。
スニーカータイプは足回りを安全にガードできます。低反発機能があると
足が疲れにくく重宝します。
病院で支給があるかもしれませんが靴は仕事をする上で重要だと思うので
私は割とお金をかけてます。(5千円から7千円くらいですけど。)
患者さんの状態を見てニーズを考える
患者さんはいろんな方がいます。耳が遠い方、酸素ボンベを持ち歩く方、
麻痺がある方、車椅子使用など様々です。
いち早く患者さんの状態をお伺いすることでニーズを考えることができます。
患者さんのそばに行き傾聴したりお伺いしたりすることは
お互いの信頼関係が生まれやすくなります。
看護師のもっとも大切な仕事の一つだと思います。
忙しく、つい目の前の仕事に夢中になりがちですが全体を見渡す様にしましょう。
常に私たち看護師の仕事は、対ひととの関わりを避けられない職種です。
良い人間関係とは個別に仲良く親しくすることではありません。
考えすぎず相手に悪い印象を与えない程度の気配りを持ち、
仕事全体のパーツにハマる意識をもちながら毎日を勤め上げることが
人間関係のコツなのかなとお思います。