このページに来てくださった方は看護学生さんで今後の進路について考えていらっしゃる方
でしょうか?
それともこれから看護師を目指そうと思うけど
「看護師の偏差値はいくつくらい?頭良くないとなれない?」
なんて考えている方でしょうか?
大丈夫です。私の偏差値は低いです。頭もよいほうではないです。
私が胸を張って自慢できるのは美術、工作だけです。
入学試験は理、数、英、作文でしたが大丈夫でしたから。
私は准看護師ですが一応働きながら進学を考え知識を得た経験からお話させてください。
看護師になるには看護大学?短期大学?専門学校?
看護師の出身校が看護師として働く現場や今後の進路(キャリアアップ)に影響したりしません。
知名度の高いブランド校はありますが、正直ドクターの出身大学のようにいつまでもついてまわりません。
もし知名度の高い病院で看護師資格取得後も働き続けたいのであれば絶対そちらの看護学校を受験されるほうがいいです。
しかし殆どの方は先ず看護師資格を取得してから看護師としてのこれから(将来)を考え選択される方が多いですね。
また進路としても看護専門学校に進み3年間学び後に国家試験を受け看護師となる方が多い
です。(全国的に看護専門学校が多いです)
3年目には実習が入ります。高校卒業後に専門学校に行かれた方はここでかなり社会性や現
場とのギャップに触れ学ぶことが多くなります。
一方看護大学は4年間となります。専門学校に比べ1年間長いため学業に向き合える時間
に余裕があるため授業のカリキュラムが(看護論哲学論など)豊富です。
国内外で活躍できる看護師育成も視野に入っているため、将来、海外で活躍したい方には
お勧めですね。
国内外を通した支援活動を経験できる看護大学もありますよ。
実習には手厚い人材できめ細やかな指導を受けることができます。
しかし私立は授業料が高いですね。国立大学の場合は授業料を安く抑えられますね。(年間約50万ほど)
看護専門学校で年間約130〜140万くらいです。
看護師になるための学校ブランドは関係ないですよ。
看護専門学校でも短期看護学校でも看護大学でも看護師になれば同じです。
偏差値に開きはあるけど国家試験は同じ
だいたいの学校偏差値です。
看護専門学校 42.0〜62.0
看護短大(文、理)40.0〜58.0
看護大学45.0〜70.0ほどです。
入学試験は高校からの一般入試、高校からの推薦や社会人入試で内容が変わります。
- 高校一般入試は殆どが国、数、英、の試験です(学校により面接や小論文あり)
- 学校推薦は推薦状と課題論文と面接
- 社会人からの受験内容は国語、課題論文や面接
学校により多少の違いはありますがざっくりこのようになってます。(中には試験がなく課題論文だけの学校もあります)
学校により偏差値にかなり開きがありますが国家試験はみな同じです。
合格率も毎年ほぼ90%で高い確率です。
国家試験を取得すれば出身校は関係なくみなさん正看護師としてスタートは同じです。
大学卒と専門卒では多少の賃金の差や師長や管理職に有利な場合もあります。
しかし卒業後の配属先や現場での様々な経験に伴う能力、体力にあなたの将来性は反映されていきます。
入り口は広く優しく現場での頑張りが評価されるのが看護師なんですよ。
嬉しいことに最近は社会人から看護師にキャリアシフトされる方がかなり増えているようです。
正看護師を目指す方が20〜30%、准看護師が40〜50%だそうです。
因みに男性も増えているそうです。(全体のの25% )
以前このブログで「看護師は勝ち組なのか?」を記事にしましたがやはり看護師は職種の
選択肢が広く需要が大きですね。
しかしこれから看護師資格を取ろうと思われる方には将来のの選択肢を広げるために正看護
師を取得されるほうがいいのかなと私は思います。
准看護師の私が言うのもなんですが、准看護師の資格は看護短大、看護大学、専門学校より
取得しやすいです。(都道府県知事免許)
しかし何十年前から緩やか〜ではありますが准看護学校は縮小傾向にあります。
その対策として正看護師資格を取得しやすいように規定が緩和もされてきています。
とりあえず准看護師から取得されて現場で今後を見据えて考えられるのも一つですが、
30代半ばから40代の方は正看護師の資格を取られた方がキャリアアップがスムーズなので
良いかなと思います。
看護師になってからも職種の選択肢が広がる
看護師には沢山の職種があるお陰で、こうして私も准看護師としてライフイベントに
変化させながら転職を繰り返し、現在は自分の時間を楽しみながら仕事をしています。
とても有難いと思っています。
しかし正看護師の取得後はさらに選択肢を広げてキャリアを積んでいくことができます。
例えば
- 保健師
- 助産師
- 看護教員
- 公務員
- 管理職
- 認定看護
- 専門看護師
などがありますね。
すばらし〜
でも直ぐキャリアアップを目指さなくても大丈夫ですよ〜。
働きながら自分の適性ややりがいを感じる職種に出会うと思いますから。
将来の方向性を働きながら吟味できますよ
将来は看護師として「こうなりたい」「こうしたい」
今はっきりと目標がなくても大丈夫です。
もっと言うと何歳からでも目標ができたらその目標に向かう体力の温存と健康な身体を準備しておきましょう。
また私の話で恐縮ですが、私は前述したように学業はまるでダメです。
一時は正看の資格を取りさらに資格を目指し海外で働きたいと思ったのですが断念しております。
少しの英語で患者さんとコミニケーションを取ることで満足しております。
では時間ができた今、なぜ再トライしないのか?(正看護師を取得しないのか?)
- 他にやりたいことができたからです
- このまま准看護師でも需要があるからです
- 子育てが終わったからです
この3点です。いずれ体力が落ちてくるので職業の選択肢は今より狭くなると思います。
しかし現状はやりたいことに専念できるのでとても有難いです。
看護師はいろんな現場に移ってもまたそこで経験値を積み上げていける職業なのです。
キャリアアップしても経験値は重要
前述したように看護師には沢山のキャリアアップが用意されています。
しかし看護師の根本となる役割は人助け(患者さん)です。
人助けのために
- 医師のサポート(介助や補助)や連携
- 医師より早く異常に築き報告する義務
- 変化する状況に適切な判断と対応や行動
- 患者さんの身の回りの世話やサポート(食事排泄管理)
- 医師からの指示による処置、点滴採血などの手技一般
これらに伴い人対人の関係を築き上げることが重要です。
- 患者さんやそのご家族との信頼関係
- 働く現場での協調性や順応性
常に自分と向き合う相手は人なのです。
これには多方面から経験を得ることが必要となります。
現場の経験が浅ければ、現場で対応できません。
指導することもできませんよね。
看護師は必ずしも年功序列を重んじる職場ではないです。
看護師を通して沢山の発見と成長を感じた
私は看護師が素晴らしい職業だと思える中に多くの学びを感じたことです。
- 人間性
- 社会性
- 協調性
- 判断力
- 行動力
看護師をしながら、いろんな職場で働くうちに自分自身の発見ができました。
自分の性格と言うよりはいろんな場面においての
自分の振る舞いかた、これが得意、これは嫌い、苦手
などが理解でき看護師以外に私はこれも向いている、そんな自分を発見できました。
看護師の根本は人が人を人と協力して助けることです。
しかし自分の可能性にも気付かされることがあるのです。
これからのAI時代にも看護師の需要は大きい、 AIにだって負けない職業
看護師という職業を経験しながら、自己成長を遂げながらいろんなアイデアや可能性もでてくるんです。
私は看護師を通して自己発見ができました。今は看護師の隙間時間にやりたいことをしながら過ごしています。
しかしそれも共通して言えることは人のために役に立つ、それは変わりません。
また看護師はきつい職業ですが収入は高めですし、続けるうちに経験値も上がり精神的にも身体も余裕がでてきます。
今後日本はAI時代となり沢山の職業がIT化(合理化社会)されていきます。
しかし看護師は常に「対人間の職業」です。AIロボットの技能が高度になりえても操作し
管理するのも医療の現場関係者であることは変わりないと思っています。
患者さんの気持ちを察し寄り添う看護ができるのも看護師ならではなのです。
看護師への入り口は広く用意されており資格を取得することで生涯を通して
働きやすい現場に転職しながら人の役に立ち続け成長し続けられますよ。