今の職場環境はいかがですか?
- 満足
- まあまあ
- 最悪
- 辞めたい
そんな単純に振り分けられないですよね〜
ただどこの現場でも、人を悩ませるのは人間関係だったりします。
どこにでも居ますよね、合わない人って。
例えば偉そうな人。
- 患者さんに対して偉そうな人
- 同僚には偉そうに振る舞う人
- 後輩をいちいち質問責めにして偉そうに説教してくるあのカタ
看護師は人助けの仕事ではあるけど、決して偉そうにしてはいけないと思います。
「どこか勘違いしてますよ〜」って思う方いますね笑
専門用語を並べ立てる看護師
私が出会った偉そうな同期(看護師)はスキルを向上させるとともに、
なんか自分が偉くなった気になっちゃうようです。
今までは普通に話していたのに、いつの間にか看護用語ばかり、
横文字(英語)を並べて話しだす人でした。
返って伝わりにくいです。
「それどういう意味ですか?」なんて聞かれたらもう得意になって止まらない。
どの業界でもこういう
「相手にわからないだろう専門用語をわざと並べて偉そうにする人」、いますよね笑
先輩というだけで偉そうな看護師
他にも先輩、というだけ偉そうにしてくる看護師さんがいました。
ある日、その先輩は実家をリフォームする間だけと言って私の寮の空き部屋に引っ越して
来られました。
それから毎日仕事中に内線で
「今日は何食べる?ソーセージ焼こうか、後でお金請求するからちょうだいね、
お茶碗洗い今日はゆりちゃんだからね〜」と始まりました。
は〜?
「食堂で常食食べて帰る方が安いし栄養バランスもいいし、交代で茶碗洗うなんて
勝手に決められて迷惑なんですけど〜」と叫びました〜心の中で〜笑
私の世代はたたきあげ世代です。
我慢は美徳、石の上にも三年、若い時の苦労は買ってでもせよ、
みたいな風潮がありました。
ずっとずっと偉そうにしてる先輩たちに我慢してきました。
我慢させられた、なのかなぁ?時代的に…
偉そうな人はドクターにもいる
私にサーフローを教えてくれた麻酔科のドクターは手際がよく
「大丈夫?お〜できたね〜」っていつもオペ室で一緒になると気にかけてそばに来てくれる笑顔がステキな人でした。
でもね〜外で会うといつも他のドクターの品評会が始まり
私へのダメ出しや自分の幼少期出身校の自慢話でもうウンザリでした。
またこの人もか…
私が学生時代の院長先生はまだドイツ語を使われる先生方が多く、
この頃の医療業界はドクターが凄く権威があり、ドクターが右といったら右を向くような
絶対服従のような環境でした。
いつも先生方には怖くて緊張していました。独身が多かった婦長さんが常にドクターに
付いて回りナースとの間を取りまとめているところが多かったです。
だから気軽に話せるような感じではなかったんですよね。
逆に大学から研修に見えている先生方はわからないことも多く私達ナースに物腰柔らかく
聞いてこられるので必然的に距離感が近く仲良しでした。
一緒に働く人の悪口を言ったり、自分の自慢話を延々とされて
楽しいわけがないですよね。
きっと彼は一緒に働くドクターに対してライバル心もあったのだと思います。
でもそれに巻き込まれるこちらはたまったものじゃないですよ笑
偉そうな人もいれば、素敵な人もいます
ここまでなら我慢できる許容範囲って誰しもありますよね〜
私はいつも人間関係に悩まされていました。
いつも胸苦しくスッキリしない感じです。
しかしそれをかばってくれたり話を聞いてくれたり、時には反論してくれたり
してくれたのも優しい先輩のKさんでした。
偉そうな人や意地悪な人しかいない、というわけではないんですよ。
その場に何でも話せる人がいるかどうかで全く気持ちが違います。
「私の考えが只々おかしいのか?」わからなくなっている時に話を聞いたり
フォローしてくれる方がいると救われます。
そしてまたわたしも頑張ろうと勇気が湧いてきます。
「この人みたいになりたい。この人に認められたい。」そんな先輩方が一人みつかり、
そしてもう一人と、私も成長したのかどんどん増えていきました。
職種関係なく職場に話せる人がいれば、「誰かに話す」ということで
気持ちが楽になります。
同じ環境で働く人だからこそ気持ちの共有ができるだけで救われるのです。
きっとそういう人がいるはずなんです。
偉そうな人達に成長させていただいた
寮生活で私を気の毒に見ていた大先輩のKさんが言葉上手に
「ゆりちゃんはまだ夜勤してないんだから食費請求されたらいくらも残らないよ〜
可哀想よ〜」
と困った先輩に話して下さってました。
私の田舎での生活と都会での違いをバカにして笑った麻酔科のドクターはタカビ〜(高飛車)と陰口を言われ「他の大学病院にヘッドハンティングされた」と言って異動していきました。
私が新人だから「担当代わって!」と凄い形相で怒鳴った患者様のお気持ちもわかります。
今振り返ると嫌なことが多く胃の痛い時間を思い出すのですが、それ以上に先輩方の笑顔と温かさで満たされています。
嫌な思いをしながら、つらい時に先輩方の温かい気持ちに救われたからこそ、
私は成長できたんだと思います。
我慢しろ、とは言いたくない
あんまり人間関係が煩わしいときは配属先異動もあります。
私はオペ室が楽でした。院内でも機械の準備や確認、器具の洗い、セット組みをして
オートクレーブにかけたりと、ほぼ毎日機械や器具相手です。
あと
- 保健室の先生
- 空港内の医療施設
- 訪問看護
- 派遣登録
などで単発で仕事を受ける。
小学生の遠足引率なんて仕事もありましたよ。
看護師と一口に言っても働き方はなんでもありますから。
色んな仕事を経験すると間違った考えや発想の展開もありますしね〜
私はたまたま偉そうな人や苦手な人に悩んだ時に、温かい手を差し伸べてくれた先輩や同僚がいました。
そういう人に出会えなかったらこの仕事を続けられたかわからないと思います。
そう思うと、「その場所でとにかく我慢しろ!」「耐えてればそのうち慣れる!」
なんてことは言えないです。
色々な働き方があるのだから、職場を変えてみたり、少しパートで繋いでみたり、色々試してみていいと思います。
そうやってしているうちに自分自身も成長し気の合う人と出会えます。
世の中悪い人ばかり、というわけではないですから!笑
ただ私達看護師の仕事は観察力と判断力が重要ですから資格取得後5年くらいは
経験があるといろんな職種への転職がスムーズかな〜と思います。
身体を壊さない程度に、なんでもいいです、続けられることをまずは続けてみてください。
というわけで、今日もお疲れ様でした。