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看護師にオススメ医療英語の勉強法

 

英語が大好きです。

というより自分の意思を伝えるツール、語学全般が好きです。

英語は学生の時から含め30年以上継続してます。

そして医療の現場で使うため現在もゆる〜く続けています。

ここでは30年以上続けて私が感じた医療英語学習法についてまとめていきます。

必要に迫られて使った英語は忘れない

 

今でも鮮明に覚えています。ロスに従姉妹とツアー旅行したときです。

ロスの空港に着き寒さのあまりホットコーヒーを買いに走り集合バスを

見失ってしまいました。広い空港に訳が分からず狼狽えたことがあります。

またある時は空港の免税店で私の名前を入力ミスされ品物の受け取りに手こずって

ガードマンと大声で怒鳴りあったこともあります。

マクドナルドで数セントのお釣りをスルーされ頭にきてお釣りを請求したこと。

思い出すと当初の必死さに笑ってしまいます。

しかしこの切羽詰まった状況で思いを伝えた経験はとても貴重で

自分を成長させてくれました。

必死に英語を絞り出しなんとかその場を終えましたが、

英語はこうして必死になることが一番身につきます。

当時の私のレベルは海外旅行の時だけ勉強するくらいの超初心者です。

この私の拙い英語力でも伝わった経験から自信を持ち

真剣に英語を学ぼうと思いました。

必要に迫られ絞り出した英語は忘れないのです。

ということでその状況を作り出すことが英語を学ぶ上で大切だと思いました。

少しだけ追い込む環境づくり

無理なく自分で作る追い込み勉強法です。

  • 通勤時間、トレーニング中など限られた時間に集中する
  • 覚えた単語、フレーズを使い一人二役で会話する(自宅でどうぞ!)
  • 少しでもアウトプットする
  • 学びたいテキストを一冊に決めそれだけを勉強する(ナースの英会話用がいいです)
  • 無理がない量を毎日続ける(1ページだけ、単語を3つだけなど、しっかりマスターする)
月額税込み3,278円から通い放題の英会話カフェLanCul

私は以前海外で看護師として働きたいと考えたことがあり

仕事以外の時間を全て英語にあて勉強した時期があります。

しかし詰め込みの勉強とアウトプットが少なかったため

思うように上達を感じることができず焦りばかりがでて

やがて止めてしまいました。

 

その反省点を生かして上記の勉強法に変えました。

自宅だと注意散漫になるのでジムのトレーニング中、通勤電車の中など

限られた時間での勉強は集中できます。

またアウトプットは自分の上達の確認とモチベーションを保つために

必要不可欠です。

ではどこでアウトプットするか?

「職場です」

私は最初の頃「今日はこの単語とこのフレーズを言えたらOK」と学んだことを

現場で患者さんに話しかけていきました。勿論なんどもシドロモドロしましたよ〜

ですからいくつかの逃げのフレーズも用意して挑みました。

しかし殆どはストレートにはっきり伝えることが良い環境を招きました。

「今、私は英語の勉強してるの、だから話せて嬉しい、ありがとう」

わからない時は「ごめんなさいわかりません」と伝え単語をメモったり、

その場で調べたりしました。

最初から「英語を勉強中です」と伝えると私のことを覚えてくれたり、

話しかけてきてくれたり、目に入ると「最近どう?」と聞かれたりするので

勉強せざるを得ない環境をもつことができました。

毎日通勤電車の中は必死で集中して勉強しました。

この環境が一番医療英語を学ぶのに適しています。ヒヤリング、スピーキング

特に外国人を目の前にすると上がってしまう方には最適ですよ。

どこにコミットするかを決める

英語は会話なので日常でのいろんな場面での会話があり その場面で使う(出てくる)

単語やフレーズが異なるわけです。

レストランで注文したい時に使う英語、洋服のサイズを聞く時の英語、

道を尋ねる時などいろいろです。

このあらゆる場面に対応できる単語やフレーズを細かく勉強をして

定着すると応用が利くようになります。

それには「なりたい自分の設定を細かく決める」ことから始めます。

そしてそこにコミットした勉強をすることが大切です。

英語を勉強する多くの方は

  • 日常会話に困らない程度…
  • 道を聞かれた時(道を聞きたい時)に答えられる程度
  • 日本を案内してあげたい

と言われますが、これでは範囲が細かく絞れてないです。

例えばここに医療英語を例に出すと先ず患者さんは外来に入ってこられます。

すると挨拶から始まります。

日本語が話せるのか?(お手伝いが必要か?)

旅行者なのか?

保険証があるのか?

初めての来院なのか?

細かい質問から始めなければその方を知ることができません。

この場面を想定することで沢山の質問が湧いて出てきますね。

この沢山の質問を勉強するんです。

わからなかったらググればいいですし。

 

留学や語学スクールでも環境に差がない

英会話スクール、海外留学をしても必ず英語が話せるようになりません。

なぜか?

言葉は何かを伝える為のツールです。

ですから留学先では変わらない日常では話す会話が決まってきます。

毎日の仕事の往復、職場だけでは型にはまった英会話だけで終わってしまいます。

そこから更に話す環境に自分を落とし込まないとそこで止まってしまいます。

自分のモチベーションや行動力でかなり差が出るのが留学です。



では英会話スクールはどうでしょうか?

私も実際通っていましたが、スクールで発言するために受講前夜に

課題を勉強しますが医療英語は殆どないです。

ドクターに症状を訴えるための想定会話くらいはしますが個人でカスタマイズ

するか、医療英会話コースを選択しないとグループ英会話では難しいです。

そうなるとコストもかかりますから、やはり勤め先で体当たりしちゃってくださ〜い。

自分で学んだことを現場で使ってみる、コレだけです。大丈夫です、できます。

これが一番身につくし早いし患者さんと仲良くなりますよ。

外国の方は同じ国の出身や職場でとても強いネットワークを持って生活してます。

セーフティなイメージの日本と言っても異国ですから特に病気には不安を抱えています。

そこで対応をするとどんどん情報が拡散され来院数も増える特徴があります。

こちらが話すチャッンスを待つのではなくどんどん話しかけてください。

最初は挨拶や天気、今日は混んでますね、それぐらいで大丈夫です。

わからなくなったら

「今英語を勉強中でわからないの、ごめんなさい、

でも、ありがとう。がんばるわ!」

「私にはわからないから診察の時に先生に聞いてみてね。」

そんな感じで場をしのぎ、

そうするうちに顔なじみになると緊張しなくなり

もっと話したくなりましたから。

 

医療英語は現場を学ぶ環境にした方が身につきます。

 

いろんな語学を学ぶとその国々の文化を学ぶことになります。

するといろんな考え方に触れ客観的に日本を、日本人て、自分を

と良い点悪い点も含め考えるようになります。旅行に行けば楽しさが広がるし、

歴史に興味が湧いたりすることもあります。

語学(言葉)ってすごい魔力があると感じてます。

言葉を交わすだけでその方の不安を緩和する事ができるんですよ。

正直、私もまだまだです。

しかしこの言葉の魔力にハマっているため習慣化されてます。

毎日少し、ほんと少しずつなんですが続いています。

言葉の魔力=楽しいってことだと実感してます。